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ああああ

漫画・本・映画・演劇・その他コンテンツの感想を書く場としてがメイン。日本語の練習を兼ねています。

第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』みた

第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』
時事ネタやパロディによる笑いを詰めつつ、社会問題を噛み砕いて説明してくれる、「笑の内閣が福島を扱う」と想像する舞台そのままだった。
「学習まんが」とは上手い比喩だと思う。化学教師が放射脳の人を延々論破するシーンなんか、「おっ、このページはやけに文字が多いな」という感じだった。ただ、風評被害や復興についての既存の意見を整理するに留まっているため、少しでも勉強したことのある人にとっては新しい発見はないかもしれない。
また、本作を見て「考えさせられた」という感想を得ても、何の意味もないだろうと思った。それは漠然とした不安からデマを妄信したあの理事と同じで、与えられた情報を鵜呑みにしているだけだからだ。『超天晴』を見て、自分なりに調べ(可能ならば現地に行き)何らかの結論を出すことが、作品が与えたかった意義だと思う。学習まんがを読むだけでは問題は解決できない。
内容については、結局政治や情事のもつれに話が流れたのは見ていて残念だったが、まぁ"純粋な"動機だけが被災地に必要なわけではないというメッセージだと思う。目的は手段を正当化しないらしいが、程度が問題なんですよ。或いは、本質と関係ないしがらみから政策がなかなか実行に移されない政治に対する皮肉だったのかも。
教頭が何でも見通していたのは便利だなと思った。僕がダラダラしてる間に彩乃さんはアゴラ劇場に行くんだなと思うと胸にくるものがあった。シチュエーション的に、高校演劇に改変しても面白いかもと思った。ネタとしては、美味しんぼと、ゴルゴムの仕業(意味不明)と、真面目にやってきたからよ(夢プロRを思い出した)が良かった。半沢直樹のパロディ?も、好き。半沢見たことないけど。あと、丸山交通公園さんや横山さんは飛び道具的に笑えた。

僕は『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記』 という漫画はその面白さ以前に価値のあるものだと思っているし、第19次笑の内閣 福島第一原発舞台化計画-黎明編-『超天晴!福島旅行』は、そこそこ笑えるし、価値のある作品だと思う。東京でも多くの人に観られて、誰かの心を動かすキッカケとなれば良いなあ。