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ああああ

漫画・本・映画・演劇・その他コンテンツの感想を書く場としてがメイン。日本語の練習を兼ねています。

「半月」聖地巡礼、伊勢日帰り旅行に行った

原作は2巻まで読んだことがあったかどうか怪しいレベルだったので、前日に「半分の月がのぼる空」アニメ6話を一気鑑賞し、旅行に臨んだ。異常な速度で話が進んでいって慄いた。

9時50分、車に乗った友人Q、M、Oと合流。京都東インターへと向かう。

11時ごろ、土山SAで休憩。上り車線と下り車線共通のSAで、かなり大きかった。QとMはおはぎが載ったソフトクリームを食べていた。

12時23分、伊勢インターで高速を下りる。とりあえず伊勢内宮を目指すも、誤って伊勢市街方向へ車を進めてしまう。しかしこのハプニングのお陰で、里香が入院していた市立若葉病院のモチーフの一つとされる、市立伊勢総合病院を目撃することが出来た。塗装が剥げ落ち黒ずんでいて、死の匂いがした。

12時50分、内宮へ向かう。なんとか横丁とかいう観光街を散策する。ひと通り回った後、横丁からは少し離れた大通りに面した店でマグロ鉄火丼伊勢うどん(小)のセットを食べた。1250円。観光地価格だとは思うが、柔らかくて味わいのあるうどんは醤油の香りがするタレとよく合って美味しかった。鉄火丼もマグロは臭みがなく味がしたし海苔もいい匂いがしたし満足。量もあった。
神宮内を貫くように流れる五十鈴川はきれいだった。水量も多く生態系も豊かなように見えた。そこでは入水は禁止だった。

伊勢神宮は特に何か、荘厳な建築物があるわけではなかった。長い歴史を感じる太さの木々が形成した森を歩いて行き、整った石段を登ると、本宮。2礼2拍手1礼して特に喫緊の願いもなかったので普遍的な祈りをした。

宮を出て茶房山中でかき氷を食べた。
マツコ・デラックスがかき氷をひたすら食べるテレビ番組を見てから今年の夏はかき氷を食べようと思っていたので、念願かなって幸いだった。
「田舎金時」(600円)という、黒糖ときな粉で甘みをつけたかき氷を食べた。黒棒の味がして、「黒糖の味ってこの味なんだな」と認識した。食べ進めると中にわらび餅が入っててビックリ。美味しかった。
ある写真家の写真が壁にいっぱい飾ってあったのだけど、日本語のタイトルと英訳版が並べてある中で、「優しい世界」(Fantasy)という作品があって妙だった。

冷房とかき氷で体温を下げて外にでると、日が隠れて気温も数度下がった感覚があった。
横丁の横道にあった太鼓橋に登ると、上流に水遊びしている人々が見えた。川辺では並んで涼をとるカップルたちが見え、鴨川に郷愁を抱いた。

おみやげに赤福を買おうとするも、3個入り6個入り12個入りは既に売り切れ、8個入りしか残っていなかった。伊勢神宮は駐車場もかなり埋まっていて、夏休みとはいえ平日だというのによくこれだけ集まるものだなと思った。一番混む時期は通りを歩けないほど人が集まるのかもしれないと思った。

神宮を発ち、砲台山(虎尾山)へ向かった。
近鉄 宇治山田駅近くに車を停め、明倫商店街を覗いた。完全なシャッター街だ。土日、祝日も営業しています!と書かれた看板が商店街入り口に置かれているが、店の8割はシャッターが降り、スプレーで落書きがされている店舗もあった。加えて商店街のアーケードが低く、閉塞感が強い。孤独に営業を続ける八百屋、営業しているのに明らかに中に誰も居ない雑貨屋、訪れる人が居るのか不明の「沢村栄治記念館」など、ホラーゲームの舞台に似た雰囲気が漂っていた。

満腹なのでまんぷく食堂を通過し、砲台山へ。住宅街にあるので経験者(M)の案内なしには辿りつけなかっただろう。
坂を登って公園に着き、「虎尾山 新登山口入り口」と書かれた鉄柵を開く。
「吉田山程度だから」とMは言っていたが、その舗装の粗さと傾斜は久松山程度だった。
しかし5分も登ると山頂へ。作中の景色が目の前にあると思うと、たしかに言い得ぬカタルシスがあった。
山頂の戦役記念碑の股下にはプラスチックの衣装ケースが2つ置かれ、ファンの交流ノートや原作小説、作品で扱われた小説作品、ファンの交流ノートや同人誌などが詰められていた。交流ノートを開くと、作品終了時から10年近くが経つ今でも週に5~6人のファンがこの「聖地」に来ているという衝撃の事実が我々を襲った。「半分の月がのぼる空」という作品の影響力の大きさは、僕が思っていたよりかなり大きいものであるようだった。
韓国や台湾からの訪問者の記録もあった。

「半月」レベルの作品でこうなのだから、他の聖地はもっと熱心なことになっているのか?と疑問を呈すと、「ここはかなり熱心な部類だと思う」とMが教えてくれた。
確かに、一口に「聖地」と言っても、作品内でその場所がどういう意味合いで使われているかによってその重要度が変わってくる。その文脈では「半月」の「砲台山」は、単に舞台の元ネタである学校や町並みなどと比べれば、かなり「聖地」めいた場所だと感じられた。

思春期の青少年たちが読んで10年後も記憶に鮮烈に残るような作品を書くって気持ちよさそう。

帰りしな、アニソン300曲メドレーを聴いてイントロクイズをして遊んだ。
【アニソン300曲】何曲分かりますか?Part2 【サビメドレー】 - YouTube

MやPはやはり多くの知識があった。
Oがバジリスクを即答し、Mがパいこ聞が正答できなかったことを悔いていた。
そうは言っても半分は誰も知らないアニメだったので、世に溢れる一生見ることのないだろうアニメに思いを馳せて僕は悲しくなった。

大津SAでういろうを買って、京都に着いたら解散した。19時30分ぐらい。

車は友人からの借り物だったので、ガソリン代など含めても総費用は6000円以下だった。
日帰り旅行を今までの人生でしたことがなかったので、気軽に行って帰ってこれて、旅行に対する認識が少し変わったように思えた。


次回は「聲の形実写化企画 ナガシマスパーランドで友達っぽさ」旅行を予定。

聲の形(4)

聲の形(4)


メモ
パスパス!
(突然突き飛ばす)
駐車失敗
「半月」ファンはエリート