ああああ

漫画・本・映画・演劇・その他コンテンツの感想を書く場としてがメイン。日本語の練習を兼ねています。

オール京都「沼楽屋大爆発」のオススメ文

久しぶりに演劇を見て「面白かった!」と思いました。
この記事は、単に感想というよりも、宣伝の意図が強いので、内容に深く踏み込むようなことはせず、まだ見ていない人が、なるべく立誠に足を運びたくなるような文章でありたいと思って書いています。

「沼楽屋大爆発」は、メタシチュエーションコメディです。「死ぬほど滑ってる芝居の楽屋」を舞台に乗せつつ、その滑ってる芝居の内容も「楽屋裏モノ」で、しかもその2つのシーンを両方芝居にする。言ってて意味不明ですね。まず、舞台が2つあります。隣り合う二つの部屋がそれぞれ劇場となり、観客はその二つの部屋を自由に行き来するんです。だから、観客は、「滑ってる芝居」と「その楽屋」両方を並行して見ることになります。ただし、それぞれは別の部屋で、当然肉体は一つなので、二つを同時に見ることは出来ません。芝居中に、立って、別の部屋に行って、また戻って、また移動して……というのを上演時間中繰り返します。

これがまた異次元な面白さでした。「このシーンではこっちの部屋の芝居を見てください」なんて指示は全く無いので、観客は任意のタイミングで、あっちを見に行ったりこっちを見に行ったりしていました。僕は結構バタバタ動いていましたが、隣によく居た笑の内閣の高間さんと思しき人はもっと移動していました。それぞれに楽しみ方があると思いますが、僕はストーリーの空気を読んでバタバタ動くのをおすすめします。

断片的に話を見ることになるので、全体のストーリーは穴ぼこになるんですよね。そこを想像で埋めるのは新感覚の快感です。楽屋でこう発言して出ていって、こう言ってるってことは向こうではこんな話をしたのかな。オッ、隣の部屋から叫び声が。いっちょ見に行ってみるか。あ、丸山交通公園が部屋を移った。ついて行こう……でも、こっちも話が立て込んできたな。どっちに行こう?あ、戻ってきた。

みたいな、今までにない観劇体験です。さらに言えば、この「二つの舞台を置き、そこを観客が行き来する」というアイデアは、ストーリーと演出によって作品の中で必然性を獲得しています。「発想は面白いけど、芝居に落とし込めてないな~」というレベルではないです。

僕は丸山交通公園さんと直接の面識はないですし、今回の芝居も初日無料に釣られて行った口ですが、思わず1000円払いました。2500円という値段は学生にとっては高価です。同じ会場で『この世界の片隅に』が1.6回ぐらい見れる値段です。ただ、この芝居が空席だらけというのはあまりに切ないので(あまり混雑しても移動できないので困るが)、広告に協力しています。まぁ割安で見た対価なんですが。
値段は交渉で安くなるらしいので、払えるだけで予約して、見終わってから(払いたければ)払えばいいのではないでしょうか。或いは、定額で払う人で席が埋まるのが一番いいのかもしれませんが。

↓詳細↓
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期間 2017/01/20 (金) ~ 2017/01/23 (月)
劇場 元・立誠小学校
出演 丸山交通公園、石田達拡、小林欣也、西村花織(劇団しようよ)、ピンク地底人2号(ピンク地底人)、山下ダニエル弘之、横山清正(気持ちのいいチョップ)
脚本 丸山交通公園
演出 丸山交通公園
料金(1枚あたり)

0円 ~ 2,500円
【発売日】2016/12/17
・無料公演あり
・チケット代応相談


タイムテーブル
2017年
1月20日(金)19:00※無料
1月21日(土)14:00/19:00
1月22日(日)14:00/19:00
1月23日(月)13:00/16:00


丸山交通公園さんの乾いたブラックさと湿った切実さが共生する芝居を、定期的に見れたらいいなと思います。